不倫慰謝料請求が終わるまでの期間
1 不倫慰謝料請求の流れ
不倫の慰謝料請求の流れは、まず不倫の事実確認と証拠収集から始まります。次に不倫相手への慰謝料請求、そして交渉を経て合意、合意に至らなければ訴訟という流れが一般的です。
解決までにどのくらいの期間が掛かるのか、以下順を追って説明します。
⑴ ご相談からご契約、内容証明発送
配偶者及び不倫相手の双方が不倫の事実を認めた場合にはそれほど問題とならないのですが、仮に配偶者及び不倫相手の双方、またはいずれか一方が不倫の事実を否定した場合に備え、不倫の事実を裏付ける証拠を収集します。
配偶者及び不倫相手の双方が不倫の事実を認めている、仮に配偶者及び不倫相手の双方、またはいずれか一方が不倫の事実を否定していたとしても、ある程度の証拠が揃っていれば内容証明で不倫相手に請求をします。
この間の期間の目安としてご相談、ご契約後から1日から3日、長くても1週間程度です。
⑵ 不倫相手からの回答待ち
不倫相手に対する内容証明での慰謝料請求には回答期限を設けるのが一般的です。
特に決まりがある訳ではないのですが、概ね1週間、10日、2週間といった期間で区切ることが多いです。
⑶ 交渉
不倫相手からの回答を待って、交渉開始となります。
この期間が一番時間を要します。
不 倫相手からの回答次第なのですが、不倫をしたことは認めるものの、金額が高すぎる等の減額交渉の場合には概ね3ヶ月から6ヶ月程度が目安です。
6ヶ月を経過してもこのままさらに時間を掛けてでも交渉を継続するのか、このまま交渉を継続していても平行線のままなので、訴訟等の法的手段に移行するかを決める時期です。
⑷ 合意
話し合いで慰謝料金額についての合意に至れば、示談書を作成します。
合意書の作成、取り交わしの期間の目安は1週間から2週間程度です。
⑸ 不倫慰謝料の回収
合意書取り交わしに際しては不倫慰謝料の支払期限も定めます。
概ね合意成立から2週間程度が目安です。
⑹ 訴訟移行
交渉で合意に至らない場合は訴訟を検討せざるを得ません。
訴訟になるとやはり時間は要します。
ただ訴訟に移行したからといって必ずしも判決まで至るとは限らず、訴訟手続きにおいて和解をすることもあります。
訴訟での争点にもよるのですが、訴訟提起から6ヶ月か1年以内には一度は和解の場が設けられるのが一般的です。
⑺ 判決
訴訟でも和解に至らない場合には当事者や証人の尋問を行って、判決に至ります。
訴訟移行から1年以上は経過し、1年6ヶ月、さらに時間を要すると2年近くというケースもあり得ます。
2 速やかな解決のために
上記の通り、合意での解決であれば6ヶ月程度、長く見積もっても1年内の解決の見込みですが、訴訟に移行すれば1年以上というケースも少なくありません。
ただし、弁護士に依頼をして交渉や訴訟を任せれば、弁護士は専門家ですので交渉テクニック、訴訟テクニックを熟知しており、その分期間短縮は可能です。
不倫慰謝料請求をお考えで、かつ速やかな解決を目指すのであれば弁護士によるサポートは必須です。
是非当法人にご相談ください。
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